サポステ通信―京都若者サポートステーション

 京都若者サポートステーション通称サポステは、学校を卒業した後や仕事を辞めた後、現在働いていない15〜49歳の方とその保護者を対象に、就労や生活の相談・支援を行っています。
 今回は、その取組みについて総括コーディネーターの岩見さんにお話を伺いました。

総括コーディネーターの岩見さん

京都若者サポートステーション

若者が働くことへ一歩踏み出せるように応援します

支援者は伴走役として安心できる環境を整え、実習が「傷つき体験」にならないように配慮することが大切です。

 サポステには日々さまざまな相談が寄せられます。例えば、ある若者Aさんは「働きたいけれど不安が強い」と相談に訪れました。第一印象はしっかりした方でしたが、情報を整理することが苦手で不安を抱えやすい一面があったそうです。そこでサポステの支援員は、Aさんの意欲を尊重しながら、面談を通して課題を整理し、自信を積み重ねられる環境を整えることを目的に、企業での職場体験(以下:実習)につなげました。
 岩見さんは「過去の失敗や傷つき体験から、自信を失っている人は少なくありません。特に実習の場では、早く動くことが良い場合もあれば、じっくり取り組むことが必要な時もあります。その見極めをしながら、小さな成功体験を積み重ねてもらうことが大切です」と語ります。支援者は伴走役として安心できる環境を整え、実習が「傷つき体験」にならないように配慮することが大切だと岩見さんは続けます。一方で、企業には「休まず通えたから偉い」ではなく、仕事の質やスキルを基準に業務ベースで評価してほしいと呼びかけています。それが本人にとって何よりの励みになるからです。

 今回の取材を通して見えてきたのは、当事者・企業・支援者の三者が関わり合うことの重要性でした。支援は、丁寧なヒアリングから始まり、信頼関係を築きながら、実習、就労へと続きますが、それは、本人の意欲だけでなく、支援者のつなぎと企業の受け入れがあって初めて実現します。実習を通して得られる「働く経験」が自己肯定感を取り戻し、自立へと繋がる事を実感しました。

京都若者サポートステーション
中京区東洞院通六角下ル御射山町262/4F
京都市中央青少年活動センター内開所時間:10:00〜18:00
休館日:水・日、年末年始
連絡先:TEL 075-213-0116
    FAX 075-231-1231
    kyo-saposute@ys-kyoto.org
運営:公益財団法人京都市ユースサービス協会

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