
生きづらさを抱えたなかでの
一歩を踏み出す人たちの
勇気・挑戦を応援し
働き辛さをなくす風土づくり!!

有限会社IPN 代表取締役
多賀 章晴さん
皆で一緒にやっている仕事という意識
コロナ禍で学んだ多様な働き方
コロナ禍は、多くの企業にとって事業運営や働き方を見直す大きな転機となりました。保険業を営む有限会社IPNの多賀社長もその例外ではなく、制約の多い状況のなかで「どのような働き方なら社員一人ひとりが力を発揮できるのか」をあらためて考えるようになったといいます。
従来は営業職を中心に人材を迎えていましたが、外に出ることが難しい状況のなかで、多賀社長は事務職の可能性に着目しました。そこから京都若者サポートステーションを通じて、就労を希望する若者の職場体験(以下:実習)の受け入れを始めるようになりました。実務面での不安はゼロではありませんが、多賀社長は「まずは来てもらい、あとはスタッフと共に進めていく」と語ります。

対話とスモールステップが功を奏した向上!!
現在就労中のAさんと多賀社長との出会いは、昨年の3月でした。
「何とか働きたいけれど不安がある」そんな思いを抱え、京都若者サポートステーションに相談したAさんは、多賀社長を紹介されました。そして、3日間の実習を経験しました。短い期間でしたが、与えられた業務に一生懸命向き合う姿に、多賀社長は「愚直に取り組む姿勢が誇らしく感じられた」と振り返ります。実習終了後に、「一緒に働いてみないか」と声をかけたところ、Aさんも「もう少しやってみたい」という気持ちで応じ、週2日・10時〜15時の勤務からスタートしました。
「最初は不安ばかりで何をするにも精一杯でした。でも、社長が定期的に声をかけてくれて、話を聞いてくださったおかげで、少しずつ安心に変わっていきました」と当時をふり返りAさんは話します。
勤務を重ねるなかで出勤日数や勤務時間を段階的に延ばし、半年後には週3日・10時〜17時勤務になりました。
また、苦手意識の強かった電話対応にも挑戦しました。
「電話対応は、複雑な内容が多くて難しかったのですが、自分でマニュアルを作ることで課題を整理しました。日々少しずつ書き足して、改善を重ねていると、周りの方から、温かい声をかけてもらいとても励みになりました。まだまだ途中ですが、数を重ねて上手く対応できるようになりたいと思っています」と話します。
さらに、Aさんは自動車免許の取得にも挑みました。
「本当は運転が怖くてずっと避けてきました。高校や大学の頃、周りはどんどん免許を取っていったのに、自分は逃げていたんです。でも、この会社で働く中で、自分も運転できるようになりたいと思うようになり、思い切って合宿に参加して、2週間で免許を取ることができました」と話すAさんの言葉には、社会人としての一歩を踏み出した実感がにじみ出ていました。多賀社長も「Aさんから挑戦することの大切さを改めて教えてもらった」と語ります。

人を大切にする風土は自然な声のかけ合いから
多賀社長は、京都若者サポートステーションなどから依頼を受けるたびに、実習の受け入れを積極的に行っています。
「実習を受け入れる際、不安な要素が全くないわけではありません。しかし実務面では、まずは来てもらい、あとはスタッフに任せています。理解を得たうえで受け入れているので、皆で一緒にやっている仕事だという意識がスタッフに根づいています」と語ります。
実際に取材で伺ったオフィスでは、スタッフ同士が自然に声をかけ合い、業務を助け合う姿が見られました。明るく活気にあふれた職場の雰囲気からは、社員一人ひとりを大切にしながら共に成長していく会社の姿が伝わってきました。
私たちは、「笑顔とヨロコビ、ありがとう」をひろげます
有限会社 アイピーエヌ
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