下京区からこんにちは―すずなりランタン

様々な生きづらさを抱えた方をサポートする、
「人と人」「地域と人」との「つながりの居場所」を下京区からご紹介
今回は、「すずなりランタン」の牛田さんにお話を伺いました

「すずなりランタン」スタッフの牛田さん

若者の信頼とつながりの居場所「すずなりランタン」

 下京区の路地にある「カフェバー&レンタルスペースすずなりランタン」運営しているNPO法人コミュニティ・スペースsaculaは、西京区で2016年から始まりました。
 設立から9年、代表の木村友香理さんが児童館勤務時代に感じた「孤立」や「孤食」への問題意識を出発点に、地域の子どもや若者が安心して過ごせる居場所を育ててきました。

 誰かに悩みを打ち明けることは、とても勇気のいること。専門家に「なんでも相談してください」と言われても、信頼関係がなければなかなか話せない――そんな気持ちに寄り添いながら、すずなりランタンは“つながり”を大切にしています。話すことに疲れてしまった若者にも、まずは一緒にごはんをたべ、笑い合う時間を通して心を開ける関係づくりを重ねています。

 2022年に下京区に開設された現在の拠点では、「カフェバー すずなりランタン」を中心に「子ども食堂」や「若者ごはん会」、夜更かしを楽しむ夜10時スタートの「夜更かし会」など、ユニークな活動を展開しています。また、カフェの場を活用した就労サポートも大きな特徴です。接客やクッキーづくり、チラシのデザインなど、本人の“好き”や“得意”を活かした作業をスタッフと一緒に取り組みます。

カフェで販売するお菓子作りを活用した、就労サポート

 スタッフと若者が自然に関わり合う中で、働く自信や人とのつながりを育むことができます。
 「誰でも来られるけれど、ちょっとクローズな安心感もある」――そんな絶妙な距離感が、地域の中で受け入れられ、いまや親が子どもに「行っておいで」と送り出す場所になりました。と話す牛田さん。
 今回のインタビューで、すずなりランタンは、食と交流を通して、孤立しがちな若者に「つながり」を取り戻す光を灯し続けていると感じました。
みなさんもお昼のランチなど、気軽に訪ねてみてください。きっとほっこりしますよ。

すずなりランタン
(特定非営利活動法人コミュニティ・スペースsacula)
営業時間:9時〜22時
定休日:水曜日、土曜日
〒600-8837 京都市下京区夷馬場町45−10
Tel. 080-7835-8318

すずなりランタン公式LINE

こちら下京区社会福祉協議会です

あなたのやりたいがきっとある
あなたのやってみたいがきっと実現する
そんな居場所です

 京都市下京区社会福祉協議会が運営する『インクル』は、引きこもりの方や高齢の方など、社会との接点を持ちにくい人が安心して参加できる居場所です。下京総合福祉センター2階の協働スペースで開催されています。
 かつてカフェ『パレット』として親しまれていた場が、令和4年に『インクル』として時代のニーズに合わせた新しい形でスタートしました。名前には「誰も排除しない=インクルージョン」という意味に加え、「in」「来る」を掛け合わせ、“気軽に来てほしい”という思いが込められています。

「インクル」ロゴマーク

 インクルでは、簡単な調理、ゲームやスポーツなど多彩なイベントを開催しており、気軽に参加できる催しが好評です。「次は何を食べたい?」と話して決めたり、役割を分担したりするなかで、参加者同士が自然に声をかけ合い支え合っています。

参加者みんなで、調理を実施

 取材時に実施されていた「防災クッキング」は人気のイベントの1つです。専用のポリ袋を使った湯せん調理でホットケーキミックスの蒸しパンを作ったりと、災害時でもできる簡単な調理法を楽しく学べます。非常食の備えを見直すきっかけにもつながります。

皆で作った蒸しパン

 地域や企業との連携も広がっており、食を通じた健康セミナーなども開催されています。『お客様』としてではなく『一緒に場をつくる』ことを大切にしているインクル。その存在が、これからも地域の中に温かく広がっていくことを目指しています。

京都市下京区社会福祉協議会

〒600-8166 京都市下京区花屋室町西入乾292
Tel. 075-361-1881

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